給与8万で源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

給与8万で源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

この記事は青色事業専従者給与を8万円ほどに設定して源泉徴収税額が0円の場合の所得税徴収高計算書の書き方を解説しています。
特に節税の為に妻(夫)を青色事業専従者にした個人事業主の方に向けて書いています。

こんにちは、ぐりです。
近隣住民から職業不詳と言われている僕なのですが、実はIT系自営業で毎日働いています。
そんな僕が、経理方面を妻に任せる形で妻を青色事業専従者として雇用する事にしました。

青色事業専従者への給与はそっくりそのまま所得から控除できるらしい。
扶養控除が38万円なので、月8万円を妻に12ヶ月支払うと96万円が所得から控除されます。
38万円より96万円の方が圧倒的に控除されるので扶養控除にさよならバイバイです。

青色事業専従者の節税力ハンパない。

という事でこの記事の本題。
青色事業専従者給与で妻に毎月8万円支払っている場合、源泉徴収税額が0円。
源泉徴収税額0円の時の所得税徴収高計算書の書き方を備忘録として残しておこうと思います。

源泉徴収税額0円の場合の書き方をネットで調べても全然出てこない…
悩んでいても提出期限が来てしまうので税務署に直接行って聞いてきました。

税務署に届け出が必要

前提として以下3点の書類を税務署に提出済みという事で話を進めていきます。
配偶者である妻(夫)を従業員として雇い、給与を支払う場合は税務署に届け出が必要です。

  • 青色事業専従者給与に関する届出書
  • 給与支払事務所等の開設・移転・廃止の届出書
  • 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書 ←特に重要

源泉所得税の納期の特例申請をすれば手間が激減

源泉徴収の納付税額が0円の場合でも必ず提出しなければいけないらしいです。

ゼロだしタダだし無視しとこっ!
と、何も考えないで未提出なのはダメです。

税務署で何故か2度言われました。
本来は毎月提出しなければならない「所得税徴収高計算書」も、「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請」をしておけば年2回の提出で済むので申請しておいた方が楽ですよ。

この特例を受けることで

  • 1月~6月分を7月10日まで
  • 7月~12月分を翌年の1月20日まで

半年ごと、年2回にまとめて納付できます。
毎月提出なんて面倒過ぎる…
正直半年に1回ですらダルいです笑

所得税徴収高計算書を出さないとどうなる?

給与8万円で源泉徴収額0円だから出さなくても良いよね!
ってなりそうですけど、コレ出さないとダメです。
でも出さなかったからと言って特に罰則も罰金も無いそうです。

だからと言って面倒臭いからと提出しないのは良くないですね。
「源泉所得税の納期の特例」申請してると年2回の納付だから正直忘れそう…笑

源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

はい。
もうこれが記入済み所得税徴収高計算書です。
僕の場合なので、そっくりそのまま真似してもダメですよ。

源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

記入完成図(ぐりの場合)

僕は確実に半年後また提出する時に読み返すはず…
この記事はほぼ間違いなく半年後の自分の為に書いています。

未来の自分頑張れよ笑

源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

とりあえず記入欄を青枠緑枠の2種類に区別します。
青枠は税務署が予め印刷しておいてくれるので省略。

問題は緑枠の中の書き方。
基本的に簡単ですが、一つずつ記入方法を解説していきたいと思います。

 

会計年度

源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

会計年度

給与を支払った年を記入します。
僕は今年、令和5年度分なので「05」と記入しています。

支払年月日

源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

給与の支払い期間と合計金額

給与を支払った年月日を記入します。
僕の場合、令和5年度の3月から毎月25日に妻に給与を支払い始めて6月分まで支払済みです。
なので支払年月日は「050325」から「0625」となります。

例えば今年1月から毎月月末に給与を支払っている人の場合、「050131」から「0630」みたいな感じに記入します。

人員

これ注意です。
僕は妻一人に給与を支払っているのですが「1」ではなく「4」と記入しています。
これはなぜかと言うと「人数×支払った期間(月)」を記入するからだそうです。
僕の場合、妻一人に対して3月、4月、5月、6月と4ヶ月分給与を支払っています。
「妻1人×4ヶ月」ということで「」と記入します。

人員って言葉から人数を想像しがちですが違った…まさかのトラップ。
この部分は絶対次も不安になりながら記入する気がします。

支給額

支給額は簡単です。
僕は毎月8万円をこれまで4ヶ月支払ってきたので8万円×4ヶ月=32万円と記入しています。
なので「320000」となっています。

税額

税額は0円なので「」です。
毎月の給与額が88,000円未満だと源泉徴収額が0円なので「0」なんです。

本税

源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

税額

」です。
誰が何と言おうと税金はゼロ円なんです。

合計額

これも「0」ですが、「¥」をつけて「¥0」と記入します。

納期等の区分

源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

納期の区分

僕の場合3月から給与を支払い始めて6月分まで支払済なので「0503」から「0506」と記入しています。
ここも給与支払いの開始月や期間によって記入内容が変わります。

ここまで記入すると最初の記入完成図の通りになります。

源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方

記入完成図

あとは税務署に郵送するか、直接持っていくかすればOKです!

僕は税務署近くの焼肉屋に行きたいので直接持っていきます。
もちろん焼肉目的で確定申告も郵送ではなく直接提出です笑

まとめ

これで源泉徴収税額0円の所得税徴収高計算書の書き方は終わりです。

半年後の自分用備忘録としてここに書き残しておきます。
絶対半年後には書き方を忘れてる自信ありです。

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1 個のコメント

  • 実際の所得税徴収高計算書で解説されてて分かり易かったです🙏
    初めての所得税徴収高計算書で書き方が分からない上に提出期限があと4日なのでテンパってました😭
    ありがとうございます!

  • ABOUTこの記事をかいた人

    ぐり

    都心に近い田舎で4人暮らし(30代夫婦+息子6歳&4歳) 3DKの賃貸でモノ少なめ、物欲少なめ、食欲多めで生きています。 妻とは台湾で知り合い結婚を機に帰国。 夫婦共にノマドワーカー。