皆さん、メタセコイアって知ってます?
日本名はアケボノスギと呼ばれるヒノキ科の落葉針葉樹です。
こんなの。
めちゃくちゃ樹高のある木です。
原産は中国南西部で高さはなんと20mにもなる落葉高木。
「生きた化石植物」とも言われています。
というのもなんと中生代から存在している植物らしいです。
中生代って言ったらティラノザウルスが地上を闊歩してた時代ですよ。
そんなメタセコイアが我が家の近くの公園に何本か生えてるんです。
シーラカンスが公園の池で泳いでるようなもんです。
そしてこのメタセコイアは実を落とすのですが、これまた子供が拾いたくなる様なフォルム。
散歩に行くと必ず息子たちがメタセコイアの実を拾います。
何個も何個も…何個も何個も…
ドングリと同じ感覚で落ちていれば無限に拾い続けます。
散歩の時間が永遠に終わらないタイムループに陥るレベル。
ここで問題が一つ。
メタセコイアの実は松ぼっくりと同じタイプで中に種を複数格納しています。
実が乾燥するとカサが開いて内部の種が撒き散らされるシステム。
メタセコイア1個拾うだけで種がめっちゃ沢山。
実を15個くらい拾っただけでこの量。
だからドングリと同じ感覚で拾って、家に持って帰って来られるとマズいです。
ポケットの中に入れっぱなしで忘れたりすると状況は非常に良くない。
この点、世のママさん&パパさんは留意頂きたい。
という事でようやく本題、このメタセコイアの種を発芽させて育ててみようというお話です。
はじまりはじまり。
メタセコイアの種を発芽させる下準備
まず手始めに適当な容器に種を入れて2~3日、水に浸しておきます。
種に水を十分に吸わせる感じです。
後日、ダイソーのタッパーに湿らせたキッチンペーパーを敷き詰めます。
キッチンペーパーの上に水を吸わせた種たちをばらまいて、更にキッチンペーパーを被せます。
種が乾燥しないようにキッチンペーパーでサンドイッチします。
そしたらタッパーの蓋をして、室内の温かい場所に放置。
乾燥していた種が水を含むと少し茶色が濃くなり縁がふやけますね。
種の真ん中、特に茶色が濃い芯の部分がおそらく本体です。
縁の色の薄い部分はなんですかね…滑空するための羽部分でしょうか?
モモンガの飛膜的な笑
メタセコイアの種が発芽!
1週間くらい温かい部屋の日の当たる場所に種入りタッパーを放置していると季節感覚の狂った種が芽を出します笑
1週間日向に置いているとタッパー内はサウナ状態。
高温多湿なので春と勘違いした種が発芽しちゃってます。
ちなみに種子って大体は冷蔵庫に入れて休眠打破する方法か、取り蒔きする方法の2択です。
今回は誰も教えてくれない第三の選択肢、暖かいと芽を出しちゃう「せっかちすぎる種」を発芽させる方法を試しました。
自然界でも翌春を待たずして秋に発芽しちゃう気の早い種はありますが、大体は冬の寒さに耐えられず枯れてしまいます。
このせせこましい春が待てなかった種を秋に発芽させちゃって、冬は暖かい室内で優しく育ててあげようというワケです。
赤玉土(小粒)の上に発芽したメタセコイアの種を置いておけば、自然と発根した根が地中に張っていきます。
結局200個くらい種を蒔いて、発芽したのは20個ほど。
発芽する時期は完全にズレているけれども発芽率は10%ほど。
意外と数撃ちゃ当たる方式で大丈夫っぽいです。
春が待てないせっかちなアナタにはせっかちな種がオススメ。
メタセコイアの苗 発芽後の成長記録
メタセコイアの発芽実験15日目
メタセコイアの発芽実験22日目
ようやく双葉が開く可愛らしい姿が見られました。
僕のインスタにて成長記録を公開していますので、是非ご覧ください。
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